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平成21年度奨学生のご紹介

緒方由紀(平成21年度奨学生)

アメリカ合衆国オハイオ州マスキンガム大学1年生


2009(秋学期)修学レポート・緒方由紀

私はオハイオ州のマスキンガム大学に入学し、International Businessを専攻しています。高校2年生の終わり頃に留学を決意してから現在に至るまで、長い道のりでしたが、今私は改めて留学してよかったなと思っています。私にとって初めての留学、寮生活はやはり始めは戸惑うこともありましたが、何事も努力次第で乗り越えることができました。
 始めの1ヶ月は何をするにも苦労の連続でした。教授が何と言っているのか、黒板に何を書いているのかがよくわからなかったり、課題が何なのか把握できなかったりと、毎回の授業が不安でした。しかし、それに嫌気がさしたり、投げ出したくなったりしたことはなく、むしろ、自分がそのような環境に置かれていることが嬉しくさえ感じられました。高校時代は、毎日「なんとなく」予習をして「なんとなく」授業を受けていましたが、留学してからは、常に「次の授業に備えて今できることはないか」と探し、時には教授のもとを訪れ、授業中は教授の一言も逃すまいと全神経を集中させて講義に臨むようになりました。
 クラブ活動では、合唱団や、留学生同士の交流を深めるWorld Vision、近所の小学校の生徒と一緒に遊んだり宿題のサポートをしたりするYouth Club、フランス文化を学ぶFrench Clubに所属し、それぞれのクラブで有意義な時間を過ごしながら多くの友人をつくることができました。クラブ活動は友人づくりや学問以外の聞見を広げる場、勉強を忘れてリフレッシュできる場となりました。
 私はこの秋学期で「勉強」に対する考え方が大きく変わりました。今までの私は「勉強は、自分の将来のために今やらなければならないこと」と考えていながら、実際は試験で良い点数、良い順位を取ることに必死になっていたような気がします。しかし、留学して、授業や課題、試験など、毎日のことに必死になることで、もちろん自分の将来のためにではありますが、「自分は今、勉強をしたくてしている」と考えるようになり、このような環境で勉強させてもらっていることに感謝するようになりました。また、何をするにも周りのアメリカ人の数倍の努力や時間を要し、大変な思いをする反面、英語力はまだ貧しいけれど、それを努力で補って周りのアメリカ人と同様に勉強をこなせていることに、大きな自信を感じました。秋学期を終えて、毎日の努力が成績につながったことの嬉しさや達成感で胸がいっぱいです。また、私の留学を支援してくださっている多くの方々に心から感謝しています。留学はこれからが本番なので、現状に満足せず常に向上心を持って、来学期もまた様々なことに挑戦していこうと思います。

  • クラスメートと一緒に

    クラスメートと一緒に

2010(春学期)修学レポート・緒方由紀

 冬休みに一時帰国し、1月中旬から春学期がはじまりました。今学期は、課題として出されるリーディングと論文に追われ、また、授業中の討論に苦労しました。どのクラスも授業の進むスピードがとても早く、課題や予習の量が多いので、「1日が24時間以上あったら良いのに。」と毎日のように思いました。最も忙しかった時期は、一週間に論文の提出が5つとプレゼンテーションが1つ、それに加えて、もの凄い量のリーディングの課題がありました。また、主にWorld ReligionとArts and Humanitiesのクラスで、毎週論文を書かされたので、文章力がとても鍛えられました。
 フランス文学のクラスでは、毎回の授業で大量のリーディングの課題が出されました。古い文学作品がほとんどで、難しい単語が多い上に、ただ読めば良いというわけではなく、物語の内容を理解しているということが前提で授業は進み、時には討論や抜き打ちテストもあったので、気がつけばフランス文学作品を読むことが生活の中心になっているほどでした。はじめは、毎回の授業後に教授のオフィスを訪ねたり、同じクラスを取っている友人にノートを借りたりすることで、なんとか授業についていけているという感じだったので、「この先どうしよう…」と不安に思っていましたが、最終的には学期末試験で満点をとることができ、大きな達成感を味わいました。
 また今学期は、「London Study Abroad Program」という、教授が企画しているプログラムに参加しました。そのプログラムでWorld Religionと Arts and Humanitiesの2クラスを履修しました。どちらのクラスも10名以下のとても小規模なクラスで、教授との距離も近く、生徒が自由に発言できる雰囲気でした。そして春休みに、生徒12名と教授2名でロンドンへ行きました。授業で学んだものを実際に見て、その知識を更に深めることができたので、とても良い経験になりました。他にも、中国語のクラスを履修し、新たな言語に挑戦したり、代数学のクラスでは、毎週出される小テストと毎月出されるテストに向けて友人と教え合いながら勉強したり、ESL(English as a Second Language:留学生向けの英語)のクラスでは、様々なタイプの小論文の書き方を学んだりと、どのクラスもとても刺激的で、おもしろかったです。
 生活面では、今学期は寮を出て、フレンチハウスという大学のプログラムハウスで、アメリカ人5名とフランス人5名、スペイン人1名と共に、三階建ての家で生活しました。アメリカ人のハウスメイトは、普段の何気ない会話の中で、英語の間違いをさりげなく正してくれたり、時には論文の文法をチェックしてくれたり、時には買い物や映画館に連れて行ってくれたりしました。私が「あなたはいつも助けてくれるのに、私は何もできなくてごめんね」と言うと、「あなたはたまに日本料理を作ってくれるからおあいこよ」と言ってくれるような、心優しい友人に恵まれたおかげで、毎日とても楽しく過ごすことができました。また、フランスのお祭りにちなんでパーティを開いたり、フランス映画を見たりと、フランスの文化に触れる機会も多くあり、楽しかったです。国籍の異なる12名が1つの家で生活するわけですから、時にはハウスメイト同士で意見が合わないこともありましたが、協力して生活していく中で、国籍や年齢、性別を越えた、かけがえのない友情を築くことができました。
 大学1年目を終えて感じることは、やはり「達成感」と「感謝の気持ち」です。授業の難しさや課題の多さにくじけそうになることもありましたが、それを乗り越えて良い結果を残せた時には言葉にならない喜びを感じました。特に、成績優秀者としてScholarship Recognitionという式典に出席したときは、それまでの苦労が何でもなかったかのように感じ、本当に嬉しかったです。同時に、親身に質問に答えてくださる教授やノートを見せてくれる友人、日本から応援してくれている両親に対する感謝の気持ちが溢れてきました。
 アメリカという異国の地で、英語を使いながら新たな知識を得ることは、毎日が新鮮で、とても楽しいことだと、この1年間で何度も思いました。また、自分とは全く異なったバックグラウンドや価値観、考え方を持つ人と理解し合えることで、自分の世界が広がりました。もちろん、初めての経験に戸惑うことや、目の前に立ちはだかる壁に悩むこともありましたが、それらを乗り越えた時は大きな喜びと自分の成長を実感することができたので、つらかったこともすべて含めて、「楽しい1年」でした。終えてみるとあっという間だったようにも感じますが、留学初期の自分を思い出してみると、語学力だけでなく精神面でも成長し、留学生活における基礎的な部分を築けたと思います。この1年で培ってきたこれらのことや授業で得た知識を活かして、これからも失敗を恐れずに何事にも全力で取り組んでいきたいと思います。

  • 成績優秀者として式典に出席

    成績優秀者として式典に出席

高田奈央子(平成21年度奨学生)

アメリカ合衆国オハイオ州マスキンガム大学1年生


2009(秋学期)修学レポート・高田奈央子

〔授業〕
Arts and Humanitiesが恐らく今学期で最も苦労した科目だと思います。教科書がとても分厚く、毎クラスごとに課される、読まなければいけない量がとても多くて、2クラスごとでほぼ1チャプターを終わらせてしまい、授業の進むスピードがとにかく早かったので、ついていくのに一生懸命でした。でも数々の芸術作品から学ぶ西洋文化の学習はとても興味深く、面白かったので、それほど勉強が苦にもなりませんでした。一番楽しんだのは、演劇のクラスです。もともと興味がある分野であったので、演劇の歴史を順序立てて学んでいき、演劇の知識を深めていくのは、とても楽しかったです。最終試験はプロジェクトとして、自身が1プロダクションのディレクターとして、脚本から音声から広告ポスターを作成して提出しました。英作文クラスでは、とにかく多くの論文を書かされました。大体が2ページから3ページで、与えられる論題も徐々に難しいものになっていくので、大変でした。でもこのクラスには本当に英作文の力が鍛えられたと思います。保健のクラスは半学期だけと期間も短かったのですが、1週間の食生活を記録文書の提出やディスカッションを通して、健康的な生活を送るにおいて、何が大切かを学びました。First Year SeminarとESLに関しては、どちらも留学生担当の先生が教えました。どっちのクラスも留学生だけから成るクラスだったので、アットホームな環境で楽しかったです。主にディスカッション形式であり、マスキンガム大学の歴史やルールをFirst Year Seminarでは学びESLではアメリカの大学文化やプレゼンテーションを通じて基礎英語力を鍛えられました。すべてのクラスに共通して言えることは、教授がとても親切であることです。私たちが留学生であることを理解しているので、授業での課題、ディスカッション、論文等について質問があれば、すぐオフィスに行くようにして質問すれば、喜んで手助けをしてくれます。
〔生活面〕
最初はルームメイトがなかなか決まらずに、私と緒方由紀さん、他の日本人学生女子1人、中国人の生徒5人計8人で1つの大きな部屋を与えられ、そこに約1カ月滞在することになりました。初めは早く部屋が決まらないことが嫌でたまらなく、時々、中国人の違う生活様式にカルチャーショックを受けたりしていましたが、彼女たちのことを知れば知るほどにいい子たちで、大家族のような環境の下で暮らした楽しい日々は、大切で貴重な思い出です。今は別の建物に4人で住んでいます。2人部屋が基本なので、私たちみたいな部屋は珍しく、他と少し異なった広い部屋に住んでいます。以前同じ部屋で暮らしていたユレンダという中国人の女の子1人、私と、2人のアメリカ人の女の子です。つい最近2人のアメリカ人の女の子は事情があって部屋を移り、今現在は私とユレンダで、広い4人部屋を分け合っています。3人とも本当にいい子であり、良い友達になれました。バスルームも近いのでシャワーを浴びる時も便利な場所で、洗濯機の部屋もすぐ1階下にあるので便利です。仲良くなった友達の多くが、幸運なことに同じ建物に住んでいて、基本的に何も問題はなく、今住んでいる部屋と建物は本当に気に入っています。友達作りは最初どうやっていいかわからず、とりあえず授業が終わった後にノートを見せてくれるように頼んだり、お昼や夕飯で食堂に一緒に行こうと誘ったり、アクティビティに参加したりと、積極的に行動することを続けると、次第に顔見知りが増え、会話のときも臆せず、自分の英語力を恥ずかしがらずに会話を続けるといい友達が増えることを学びました。また、日本人学生は合計で6人いるのですが、一緒にいる時も英語での会話をなるだけ心がけるようにしていることで、ほとんどまったく日本語をしゃべらずに済む環境を作ろうと努力しています。
〔概要〕
毎日が課題に追われ忙しく、気が付いたら1学期がもう終わった、と感じるのが正直な感想です。本当にマスキンガムに来てよかったとつくづく思えるほど、マスキンガムは素敵な大学です。生徒も教授もとってもフレンドリーで親切で、自然はとても綺麗なので気持ちがいいです。常に考え、精いっぱい努力しなければついていけない毎日なので大変ですが、そんな自分を大きく成長できる環境にいられることが、日本の大学ではできない体験が出来ている事が、本当にありがたいことだと日々感じています。

  • クラスメートと一緒に

    クラスメートと一緒に

2010(春学期)修学レポート・高田奈央子

今セメスター(春学期)の約4ヶ月間はあっという間に時間が過ぎ、忙しい日々でした。今回私が取った授業は、French-Masterpiece of French literature in English transition(フランス文学の英訳)、Speech Communication –Fundamental of speech(スピーチの基本)、Sociology-Social problems in contemporary America(現在アメリカで取り上げられている問題)、Philosophy-Introduction to ethics(倫理と道徳の基本)そしてTheater-Acting I(演技)です。
先セメスター(秋学期)よりも取っていた授業の数が多く、課題や論文をこなしていくのに毎日追われました。しかしそれと同時に、多くの失敗や葛藤、挫折を味わいながらも、たくさんのことを経験でき、学べたと思います。
French literatureではフランス文学を読み解きながら、当時のフランス文化や考え方を学びました。「人間とは」、「人生とは」、のようなテーマもあり、Philosophy(哲学)の授業に近いところがあり、面白かったです。
Speech Communicationでは一般的なスピーチの基本を学びました。多くの人の前でスピーチをする時、観客によりよくわかってもらえるための立ち方、話し方の工夫等を学びました。
Sociologyは、今回取ったクラスの中でも最も苦労した授業の1つと言えます。ディスカッション-討論が中心に行われ、教授と生徒間の意見の交換により授業が進んでいきます。元々は、現在のアメリカが抱えている社会問題、というテーマに興味をおぼえ、このクラスを取ることを選んだのですが、予想以上に難関なクラスで、この授業ではよく教授の助けを借りました。今起こっている社会問題について、どんなことにもプラスの面と同様に大きなマイナスの面があり、視点を変えて物事を見つめることが大切なのだ、という事を学びました。
Philosophyでは、基本的な倫理問題-例えば死刑制度、動物の権利、中絶問題について等、賛成側と反対側の意見をぶつけ合い、専門家からはどんな意見が出ているのか、常に両方の意見をよく考慮しながら、必ずしも完全に正しい答えを見つけようとするのではなく、Sociologyと同様に、物事にはいろんな側面と答えがあること、視点を変えて考えることを学びました。
Theaterでは、演技の基礎を学びました。これは前から興味のある分野でもあったので、純粋にとても楽しみながら学べました。10人以下の少人数のクラスで、2人ずつペアを組んで台本を読む練習、実演に取り組みました。
総合的に見て今学期は、自分が知らなかったこと、今まで考えもしなかったことを様々な角度から見ること、考えること、何に関しても討論で自分の主張をはっきり述べることの大切さ等を学べました。これらは今まであまり経験しなかったこともあって、その分たくさん苦労はしたけれども、とても刺激的で面白かった、というのが正直な感想です。これからもすぐに諦めたりせず、周りの考えも受け入れつつ、自分の意見を大切に、主張していくことの大切さを忘れないようにしようと思いました。
次からの留学生へのアドバイスとしては、キャンパス内で行われる行事やイベント、ボランティアや課外活動などに積極的に参加することを初めとして、留学中に何にでも恐れずに挑戦することが大切だと思います。もちろんそういった中で、語学の問題を含め、失敗や挫折も多く体験すると思います。それでも、そういった経験を重ねていくことで、自信を持つことができます。次にさらに大きなハードルにぶつかった時に、簡単に逃げたり諦めたりせずに、大丈夫だ、自分は前回も~を乗り越えることができたのだから、など、いろんな事にチャレンジしてみることで、後々そういった多くの経験から得た自信というものは、あらゆる場面で必ず役に立ちます。また、これは留学以外のどんな分野においても言えることだと思います。また、“自信”に加え“友達”も、そういった体験によって得られる大切なものの1つだと思います。私も、ボランティアや課外活動によって、たくさんの素敵な人達と知り合い、刺激を受け、友情を得ることができました。
これからも、努力して意義ある留学生活を送れるよう努めます。

  • キャンパス(寮)の前で

    キャンパス(寮)の前で

松尾葉平(平成21年度奨学生)

アメリカ合衆国ペンシルベニア州ペンシルベニア州立大学1年生


2009(秋学期)修学レポート・松尾葉平

私はアメリカの大学に留学することをとても楽しみにしていました。なぜならアメリカは今、経済の中心でいろんな国の人が集まるグローバルな国だからです。アメリカに行くことでアメリカだけでなく他のいろんな国の文化も学べるだろうと思っていました。そして、その予想は見事に的中しました。さらにアメリカの大学での生活をとても充実して過ごすことができ最初の半年としてはいいスタートが切れたと思います。
まず、アメリカの勉強について書きたいと思います。アメリカの大学の勉強は大変ですが充実しています。授業料が高いだけあって施設は大きく、生徒は自由に使いたい資材を使うことができます。私の場合ビジネス専攻ですが、ビジネススクールの中に株の動向をみる電光掲示板が設置されており生徒はそこを自由に使えます。私はまだそういうことについては何も知らないので使ったことはありませんが外から見てもそのつくりはとても立派に見えます。私の先輩の日本人で日本の大学を卒業してきた、大学院生としてアメリカに来た人がいますが、その人はロボット工学を専攻していてその人が言うには「ここの大学の設備は日本に比べてすごく充実していて生徒が自由にそれを使えるからすばらしい。」と言っていました。授業の内容も濃く、クラスの勉強は大変ですが一生懸命頑張れば決してこなせない内容ではないです。授業は自分で選択できるので英語力がなくても大丈夫な理数系の授業などを取れば一年目でもやっていけるでしょう。私も毎日とまでは言いませんがいつも図書館で夜遅くまで勉強しました。そうやって頑張って勉強すれば留学生でもちゃんと成績は良くなります。英語だからと言って怖気づいたりせず努力すれば結果はついてくるのだと知りました。
次に生活面ですが、生活は自分の積極性と友達のグループによって充実したりしなかったりと変わります。アメリカ人はよっぽどな人でもない限りフレンドリーです。こっちが積極的に声をかけてイベントやパーティーに参加すれば友達はいくらでもできます。私もパーティーに行ったらパーティー好きな人たちとたくさん友達になりました。また、日本人会というものがやってるパーティーに行くと日本に興味のあるアメリカ人たちと友達になれました。そういったいろんな人たちと友達になっておくと良いことが多いです。勉強を教えてもらったり車でどこかに移動させてもらえたりします。すごく仲の良いアメリカ人の友達にはニューヨークにまで連れて行ってもらいました。すごく楽しかったです。
アメリカという新たな地では今まで経験したことのないことばかりで大変なことも多いです。しかし、そういった大変なことも楽しいこともすべて将来生きてくると思っています。なので、この新しいことにチャレンジするという精神を忘れずいろんなことに挑戦して行こうと思います。そうしていればきっとアメリカの大学を充実して過ごせるでしょう。

  • 友人とニューヨークにて

    友人とニューヨークにて