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平成22年度奨学生のご紹介

2010秋学期 髙﨑 さおり

アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク州立大学(オネオンタ校)1年

早いもので、アメリカでの留学生活の初めての学期が終了致しました。振り返ってみると、今まで過ごした期間の中で一番忙しく、とても有意義で楽しく達成感に満ち溢れた生活でした。
<勉強面>
ワールドカルチャー、物理、中国語、数学、人類学を今学期は履修しました。アメリカに来る前は、授業についていけるのか本当に心配でした。実際に授業を受けてみると、初めはやはり予想通り苦労の連続でした。ワールドカルチャーでは、教授の独特のアクセントのため何を言っているのかを理解出来るようになるまで時間が掛かりましたし、毎日の膨大なリーディングの課題に圧倒されました。それらを終わらせる為、毎日授業開始前の早朝、授業後に図書館に行って、勉強に励む日々でした。テスト前には一日に10時間以上勉強ということも珍しくはありませんでした。特にこのクラスではリーディングの課題をもとにしたプレゼンテーションも課され、英語でテキストの内容を理解、暗記し、それをクラスの前でメモを見ずに説明をするというのは、留学生である私にとってとても大変でした。しかし、他の生徒の何倍もの時間を掛けて準備をしたプレゼンテーションは、とても満足のいく結果で終える事が出来ました。この授業は今学期で一番難しい授業でしたが、努力を重ねることで自信にもつながったと思います。英語が母国語ではないからといって、他のアメリカ人の学生より出来ないと考えるのではなく、言語の壁があるから、彼らの何倍もの時間を勉強に費やしてでも、自分が満足する結果を残す。それが大事だと実感しました。物理では、実験のクラスがあり、それは2人1組で実験をするというものでした。英語のハンディキャップがある為、指示が書かれたプリントや実験結果のレポートもペアになったアメリカ人のクラスメイトと比べ物にならない程理解、完成させるのに時間がかかるのですが、彼女は私に口頭で説明してくれたり、レポートの書き方等を教えてくれたりととても頼りになりました。彼女のお陰で実験も終えることが出来ました。アメリカ人は助けを求めると殆どの人は、喜んで力になってくれます。自分が困っている時は、自分で抱え込まず相談するという事も大事だと学ぶことが出来ました。
このように毎日が予習、復習、課題で忙しく今までで一番勉強した日々でしたが、モチベーションを上げ、勉学に励むことで、自分の満足がいく成績を今学期は残すことが出来ました。人類学では、最初は期末試験を受ける前まではAマイナスで、期末試験は希望者だけだったので教授から受けなくても良いと言われたのですが、どうしてもAが欲しいからと期末試験を受け、良い結果を出し、最高評価のAを頂くことができました。こういった努力もあり、今学期は成績優秀者のリストであるDean’s Listに名前が掲載されました。今学期学んだことを最大限に活かし、来学期も自分がすべきこと、努力を惜しまず、向上心を持って頑張りたいと思います。

<生活面>
私が在学するニューヨーク州立大学は10日間ほどの休みが1カ月半に1度程定期的に設けられており、その期間を利用して友人たちと旅行を楽しみました。ニューヨークシティ、ボストン、ワシントンDC、フロリダをこれまでに旅行し、自分の大学があるオネオンタとはまた違った環境、土地柄に触れ、友人との絆も深めることが出来ました。ニューヨークシティの映画やドラマで見るような光景は息を飲むものがありました。ボストンでは、日系企業が主催する1年に1度のキャリアフォーラムに参加することで、自分の将来や、やりたいことを考えるいい機会となりました。ワシントンDCではホワイトハウス、美術館などといったアメリカの政治面、芸術面にも触れることが出来ました。フロリダでは、遊園地に行ったのですが、どの施設、アトラクションにも車椅子の方も楽しめるように、ショーでは優先席が設けられており、ジェットコースターでも優先で乗れるといった工夫がされているところがとても印象的でした。
寮では、韓国人のルームメイトと暮らしており、他の友人らも羨むくらいの良い関係が築けています。互いの友人を紹介し合うことで、友人も確実に増えました。アメリカ人の良いところは、とてもフレンドリーですし、自分の友人らを必ず紹介してくれます。こういった友人の紹介、ルームメイト、留学生仲間のネットワークを通じて、多くの人に出会うことができ、楽しい毎日です。食事に行く時は誘い合い、勉強や生活面での相談をし、イベントやパーティーなどにも積極的に参加しています。毎週行われる、留学生が集まるイベントへの定期的な参加は他の留学生とも交流を深められ、また、互いの文化に触れられるいい機会となりました。大学では、様々な年齢、様々なバックグラウンドを持った人がいるため、彼らの経験、考え方を知ることで自分の将来や今やるべきことを見つめ直すこともでき、視野も広がったと思います。私の周りには、将来国連で働きたい、発展途上国支援をしたい、またエンジニアになって環境問題の解決に貢献したいという志の高い人が沢山います。彼らと話すことで、自身を見つめ直し、今やるべきことは何かを考えることも出来ました。来学期では、ボランティアに参加し、様々な経験を重ねてより視野を広げるとともに様々な人から刺激を得たいと思います。
<まとめ>
アメリカでの1学期の留学生活を振り返ってみると、本当に勉強面、生活面ともに充実し、楽しく過ごすことが出来ました。留学することで日本、アメリカをより深く知る事もできたと思います。私は、自分が生まれ育った日本ももちろんですが、アメリカも大好きです。アメリカ人は、フレンドリーというのはもちろんのこと、英語という言語のせいもあり気持ちをストレートに表現してくれます。Thank youとすぐに口に出し、sorryと謝るとIt is ok.とすぐにフォローしてくれます。また、彼らは勉強と遊びのけじめがついていることがとても印象的でした。授業では常に集中し、居眠り等をしている生徒を見たことがありませんし、皆やる気に溢れています。授業中やテスト前は勉強をしっかりこなし、週末は息抜きをして楽しむ。そういった考えが根強く感じられます。このように、アメリカ人と近くに接することで、得るものが日々多くあります。これからも勉強面、生活面ともに努力を続け、日米の文化の理解を深め、貴重な機会を与えて頂いていることに感謝しながら有意義な留学生活を続けたいと思います。

  • NYシティにて友人と

    NYシティにて友人と

2010(冬学期) 有田 祥子

ブリガムヤング大学ハワイ校
留学レポート(冬学期)
留学を始めて早いもので9ヶ月が経ちました。ハワイでの生活と学校生活にもようやく慣れ、毎日充実した日々を送らせていただいています。気温も夏とあまり変わることがなく、冬でも半袖で過ごすことができます。しかし、教室や図書館は冷房が効いていて寒い時が多々あるので、上着が必要な事が多いです。様々な国の留学生とも友達になり、キャンパス内での異文化交流が日常的な日々を送っています。特にハワイはアジアの国々やポリネシアの島国からの移住民も多く、大学内だけではなく外でも色々な国や文化の人と交流する事ができます。クラスメートの中には、5カ国以上の血を引いている友達もいて、ハワイではあまり珍しくない事を知りました。冬の時期は、雨がとても多く、洪水が起こる事も少なくはありませんでした。しかし、寮生の皆で雨の中バケツで水を汲み取り芝生に流したりして、大きい被害は受けませんでした。日本でも大きい地震や津波が起きて、私たち日本人学生はとても悲しい思いでニュースを見ていました。大学では、日本のために日本人学生を始めとし、たくさんの国の人達が祈り、募金などをしてくれました。この冬学期は、自然災害の恐ろしさと人の優しさを改めて実感した学期でした。
学習面では、私は、この大学ならではのコミュニケーションの授業をとりました。私たちの大学では、在籍している学生の半分が国際留学生なので、言語や文化に様々な違いが見られます。その中でどうしたらお互いが上手にコミュニケーションをとりあい、伝えたい事がきちんと伝わるかを勉強しました。私は、この授業でコミュニケーションの取り方は言語だけではないと学びました。お互いの文化を知り、何より理解をする努力が大切だという事をこの授業で教わりました。この授業をとるまで私は、コミュニケーションをとる事は簡単だと思っていたけど、この授業を取り、コミュニケーションが深いものである事を知りました。そして改めて国際交流の大切さと視野を広げる事の重要さを感じました。このクラスは、ディスカッションやリーディングが非常に多く、大変なクラスでしたが、たくさんの事を学びました。留学生が多いこの学校だから出来る授業だとも感じ、これからの学校生活で役立てて行きたいと思います。そして、そんな環境に留学できる事に感謝しています。

  • 教会のボランティア活動にて

    教会のボランティア活動にて

2010(秋学期) 有田 祥子

ブリガムヤング大学ハワイ校1年



私は昨年2010年7月からブリガムヤング大学ハワイ校にて留学生活を始め、日々出会う多くの好機を通し成長、勉強させていただいております。ハワイの気候は年間を通して特に大きな変化等は無く安定しており、私の置かれている環境は生活するにも勉学に励むにも非常に過ごしやすい快適な場所であるといえます。ブリガムヤング大学ハワイ校は数多くある米国の大学の中でも、最も国際色豊かな大学として知られています。生徒の半数以上が米国以外の国から訪れた留学生で占められており、アジア太平洋地域各国、そしてポリネシアの地域からの生徒が多く在籍しています。大学構内は、様々な文化が文字通り飛び交っており、廊下や休憩スペース、歩道など、至る所で異文化コミュニケーションの場を目の当たりにすることができます。ブリガムヤング大学ハワイ校に入学してから受けた印象深い点は二点あります。一点目は、東アジアの地域からの留学生が非常に多く、身近に感じていた国に対してでさえカルチャーショックを受けたということです。日本や韓国、香港などからの多数の留学生と出会い、接する機会に多く恵まれましたが、知っていたようで知らずにいた事が数多くあり、驚くとともに非常に良い刺激を受けることができました。二点目は、このような国際色が非常に豊かな環境の中で、生徒一人ひとりが国籍や文化に関係なく、互いに友好的に接していたのはもちろんのこと、大学内だけにその姿勢はとどまらず、地域全体がそのような暖かい雰囲気に包まれていたという事です。
学習面でも、非常に大きなカルチャーショックを受けました。日本は、どちらかというと生徒は授業を聞いている事の方が多いですが、米国では、生徒も積極的に授業に参加し、発言や質問が授業の中で飛び交っています。また、授業で黒板を主に使っている日本と比べ、米国では、口頭だけでの授業やパソコンのパワーポイントを使った授業が多く、授業中ノートを取ることが非常に難しく感じました。英語を学んでいる段階の中で、つづりが分からなかったり、言っている事が理解できなかったりして、とても悔しく自分の英語力の未熟さを痛感しました。しかし、一方ではほとんどのクラスが少人数で行われており、生徒一人ひとりが教師とコミュニケーションをとりやすく、また教師も私たち生徒の顔を覚え、授業中とても良い雰囲気で授業を受けることができます。私たちの学校は、生徒の半分以上が国際学生なので、英語のテストを受け、その成績によりクラス分けが行われます。そのテストの結果により、国際学生は、それぞれ違うレベルの国際学生のための英語クラスに振り分けられ、そこから必須科目や専攻科目を選択していきます。私は、上のレベルの英語のクラスからスタートしましたが、英語を母国語としている人たちの中に混ざり、勉強する事は非常に大変だという事を改めて実感しました。私は、そんな環境の中で、新しい出会いや体験をすることによって、非常に多くの事を学ぶことが出来ました。まだまだ学ぶ事や努力する事がたくさんありますが、この留学を通し自分の夢に近づけるように、これからもたくさんの事を自分の身体で体験し心で感じ、自分を大きく成長させて日本に戻りたいです。

  • 大学のフードスターにて、韓国人の友達と

    大学のフードスターにて、韓国人の友達と

2011年(秋学期) 髙﨑 さおり

アメリカ合衆国ニューヨーク州立大学オネオンタ校2年生
(2012年春学期~ ハワイ州ハワイ大学マノア校に在学中)

 2年生の秋学期が終了しました。来学期から、ハワイ大学に編入するためニューヨークでの最後の学期です。
<学習面>
 編入すると決まっていたこともあり、単位の移行のことも考え、編入先にも共通する教科のある授業を取る事にしました。数学を2教科、統計学、マイクロ経済学の4教科です。数学は日本での数学と違い、計算は基本的に電卓でするという違いに驚きました。日本で高校3年生まで数学の授業を取っていた私にとっては特に既に習っていたことばかりでしたので、授業では特に新しいことを覚える必要はなくとても容易に感じられました。
 統計学では、今まで馴染みのなかった学問でしたのでとても苦労しました。自分で電卓を使って計算式から答えを導きだす手法だけでなく、コンピュータで統計学ソフトを利用しての授業もあり新鮮なものでした。コンピュータ専攻の私としては、統計学はこれからも必要ですし、社会に出たあとも役立つものだとも感じました。結果的にはBと満足のいく成績ではなく、もう少し勉強が必要だと感じたので編入後に統計学を取るときには頑張りたいと思いました。
 マイクロ経済学では、自主的な勉強を促すといったユニークな教授の授業のスタイルの下で行われました。授業は週に1回のみ、その他はテーマに沿って自分で文献を読んで研究、ウェブサイトやビデオを見てレポートを書いたり、調査研究のための情報収集を自らで行うというものでした。出席を重視する教授が多いなか、こういった授業は珍しく初めはとても戸惑いました。しかし、出席を全く取らないために、自分で勉強を進めテストでそれを示さねばならないというプレッシャーもあり常に程良い緊張感のもとで勉強をすることが出来ました。授業では経済の限らず、政治や環境問題と経済の関係なども学ぶことができとても良い勉強になったと思います。
 統計学以外の授業はすべてAを取ることができ、とても満足のいく結果となりました。編入後も、成績は最低でも3.5以上を目標に頑張って勉学に励みたいと思います。

<生活面>
 編入の手続き、引っ越しの手配等忙しい日々が続きました。そんな中でも、NYの友人と感謝祭にカリフォルニアに旅行、NYで過ごす最後のハロウィン等といった行事を楽しみました。人生で初めて留学を経験したNYという町で得たものはとても大きく、その中でもここで得た友人達はとても貴重なものです。別れを惜しんでくれる友人達と別れるのは非常に寂しいものでした。しかし、ハワイという位置的なものもあり、遊びに来てくれると言ってくれる友人らも沢山居ました。NYで過ごす、ごく普通となっていた毎日がとても感慨深いものとなり、残された一日一日を有意義に過ごすことができ満足です。ニューヨーク州立大学で学んだことを編入後も活かし、ここで得た友人らとはいつまでも連絡を取り続けたいです。編入先のハワイ大学でも、福岡県の留学生という自覚を持ち勉学はもちろんのこと、クラブ活動やイベント等何事にも積極的に取り組みたいと思います。


  • NYでハロウィンを楽しむ

    NYでハロウィンを楽しむ

2012年(春学期) 髙﨑 さおり

アメリカ合衆国ハワイ大学マノア校2年生

 アメリカでの留学生活もこれでちょうど2年が終了しました。今学期は編入という大きな節目を迎え、新しい環境での学業のスタートとなりました。ニューヨーク州立大学からハワイ大学へと編入を希望した理由としては、全米でも有数なビジネススクールをハワイ大学は持っているため、ビジネスとコンピューターを両方勉強したい私には適した環境であることが理由でした。
 実際に学校が始まると、ハワイでの生活はニューヨークとはとても異なったものでした。まず、ハワイ大学は様々な国から多くの留学生を受け入れており多様性があります。地元の日系アメリカ人が多いという理由もありアジア人が全体の学生数の40%を占めるという環境はとても新鮮でした。その多様性のおかげでここハワイでの留学生活では人種の隔たりを感じることは滅多にありません。また、ハワイで生活をしている人はおだやかでフレンドリーですから出身や人種に関わらず誰とでも人間関係を築くことができる環境だと思います。そういう恵まれた環境のおかげで生活面はとても充実したものとなりました。多くの新しい友人も作ることができ、クラブ活動はインターナショナルビジネスクラブに所属しました。ハワイのビジネスを知るというのがクラブの主な活動です。ハワイの免税店へ見学に行き、どういう経営理念でビジネスをしているか、実際にどういった役割や使命を持った人がビジネスに携わっているか等を知るためのいいきっかけとなりました。実際に企業で経営に携わっている人から話を伺うことで、今現在学生である自分に将来ビジネスの世界で活躍するための準備として何が出来るかと考えることが出来、ビジネスとコンピューターを専攻するモチベーションも高めることが出来たと思います。
 学習面では18単位という学生で取れる最大単位の取得を目指したためとても忙しい日々をおくりました。アメリカ滞在2年以下の学生は英語のクラスを受けることが義務づけられていたため英語のディスカッションやプレゼンテーション等のクラスを3つ、人類学のクラスを2つ、ハワイ文化のクラスを1つというスケジュールでした。人類学、英語のクラスは共にディスカッションが主な内容でしたので、テキストや社会問題についての個人の意見や考えをグループで出し合うという活動が多くありました。初めは連日のディスカッションやパワーポイントでのプレゼンテーションの毎日に戸惑いもありましたが、人前で自分の意見を上手に発表する将来欠かすことのできないスキルを得ることが出来たと実感しています。何かの問題について自分の意見を持つことが大切なのはもちろんのこと、話す内容だけでなく話し方も重要な要素だと学びました。
 ハワイ文化のクラスではハワイの歴史、伝統文化だけではなく授業を通してボランティア活動もすることができました。ハワイでの環境問題を学ぶという趣旨の活動で、講義を受けたあとゴミ拾いやハワイの主要な農産物であるタロイモ植えをするという貴重な体験となりました。
 今学期は編入という大きな節目を迎え新鮮な毎日でした。実際に編入をするまでは不安や緊張もありましたが、今はハワイも通っているハワイ大学も大好きです。編入という選択が出来るのもアメリカの教育システムの良いところですし、私のように2つの学問を専攻できるのも大きな魅力です。自分がやりたい勉強を思う存分好きな環境でできるのは本当にアンビシャス奨学金のおかげですし、感謝の毎日です。実際、奨学金を頂いていると毎日自覚することで勉学のモチベーションも上がります。これからも自分に与えられた環境に感謝し福岡県の留学生という自覚を強く持ち勉学に励みたいと思います。

  • インターナショナルビジネスクラブ・免税店見学

    インターナショナルビジネスクラブ・免税店見学