青少年アンビシャス運動推進本部では、運動参加団体のうち特に優れた活動を行っている団体及び個人の功績を顕彰し、広くその活動を紹介しています。この表彰は、平成15年度から毎年実施しているもので、今年度で19回目となります。
例年、「青少年アンビシャス運動フォーラム」において表彰式を実施していますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンデマンド配信で実施しました。動画は、本ページにも掲載しておりますので、どうぞご視聴ください!
春日小学校アンビシャス広場
「遊び研究所」スノードーム作り
【代表者】平川 智子 (春日市)
春日小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。遊び研究所、フラワーアレンジメント、卓球教室、子ども将棋などを実施。
子どもたち自身が自由に考えて活動を行う「遊び研究所」では、看板の作成や工作など、子どもたちがやりたいことに対し、大人は材料の準備など最低限の援助のみ行うことで、子どもたちの考える力や自主性が育まれている。
公民館での夏祭りでは、広場の子どもたちが中心になって企画や準備、司会、出し物を行えるようスタッフがサポートしており、子どもたちの企画力やチーム力、自尊心を育むものとなるよう工夫している。
春日西アンビシャス広場
ダブルダッチ
【代表者】白山 義章 (春日市)
春日西小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。昔遊び、自由遊び、ダブルダッチなどを実施。
3人以上で2本のロープを使って様々な技を交えながら跳ぶなわとび「ダブルダッチ」を地域のイベント等で披露しており、青少年アンビシャス運動フォーラムでも披露した。子どもたちはダブルダッチの練習を通して、何事もあきらめず、辛抱強く頑張る心を育んでいる。
広場OB・OGの中学生や高校生が運営スタッフとして広場運営を手伝うなど、子どもと広場とのつながりが強く、好循環が生まれている。
田隈アンビシャス広場
子ども料理「おもてなし」
【代表者】梅野 隆治 (福岡市)
田隈小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。自由遊び、料理教室、季節の行事などを実施。
子ども料理教室では、毎月テーマを決めて実施。老人クラブ連合会と連携して、年1回は高齢者向けの料理を作り、一緒に食べたり自宅に料理を届けたりする取組を実施しており、子どもたちと高齢者の交流の場となっている。また、子どもたちは高齢者の方々から感謝されることで自分に自信を持ち、自尊感情が高まる取組となっている。
地域の方の協力を得て、石けん作り、博多人形師による色つけ教室など、子どもたちが様々な体験活動ができる機会を提供している。
寺福童アンビシャス広場
季節行事「そうめん流し」
【代表者】千葉 純子 (小郡市)
小郡小学校区(寺福童地区)の小学生を対象としたアンビシャス広場。宿題や自由遊び、季節の行事等を実施。
小郡小校区内にある他の4つのアンビシャス広場と合同でイベントを開催したり、小郡アンビネット地域連携協議会が開催するイベントに参画したりすることで、他の広場や団体の子どもたちとの交流、様々な体験ができるよう取り組んでいる。
イベント企画時には、スタッフだけでなく子どもたちも話し合いに参加できるようにしており、子どもたち自身の意見を尊重することで、子どもたちの自主性を伸ばしている。
特定非営利活動法人KID’s work(キッズワーク)
「KID's workウォーク&キャンプ」皿倉山登山
【代表者】大久保 大助 (北九州市)
小学生を対象とした野外活動(北九州市内55kmを歩いて移動する3泊4日キャンプ、北九州市馬島での5泊6日キャンプ等)の企画・運営を実施。
他のNPO法人と連携しながら、自然に親しみながら困難を克服するキャンプ、散策しながら自然にかかわることを楽しむ等、参加する子どもに合わせたプログラムを設定し、外遊びや体験活動の機会を提供している。
小学生対象に野外体験の機会を提供するだけでなく、中学生、高校生、大学生スタッフの育成にも力を入れており、コロナ禍におけるオンラインの活用も含めて、野外活動に必要な知識・スキル等の指導も尽力している。
西っ子アンビシャス広場
親子釣り体験
【代表者】木下 忠 (古賀市)
古賀西小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。校区内の5自治公民館それぞれで居場所づくり、校区合同のイベントとして、「ビッグボイスコンテスト」「水泳教室」「親子釣り体験」等を実施。
「ビッグボイスコンテスト」は、大きな声であいさつすることへの羞恥心を無くすだけでなく、普段お世話になっている周囲への感謝の気持ちを、子どもたちが再認識できる機会となっている。
小学校や自治会、シニアクラブ、子ども会など地域と連携することで、水泳教室や親子釣り体験、夏祭り、餅つき大会など様々な体験活動の機会を提供している。
日本ボーイスカウト福岡県連盟福岡第22団
九州大学研究室で説明を受ける様子
【代表者】持永 英輔 (福岡市)
団専用野営場でのキャンプ、桑の葉栽培を通じた九州大学での蚕を使った抗体研究への協力、九州大学研究室訪問等を実施。
幼稚園児から中学3年生まで幅広い年齢層での合同キャンプを実施し、異年齢交流の場を設けるとともに、年齢に応じた体験活動を協力して行わせることで、子どもたちの協調性や自主性を育んでいる。
子どもたちが栽培した桑の葉を九州大学に無償で提供し、九州大学での蚕を使った抗体研究に協力。子どもたちは九州大学研究室を訪問し、蚕に直接触れながら研究内容の説明を受けるなど、大学と連携した学びの場づくりを実施している。
祓郷アンビシャス広場
季節行事「餅つき大会」
【代表者】池上 茂樹 (みやこ町)
祓郷小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。ソフトバレー、読み聞かせ、料理教室などを実施。
地域の各団体(区会長・老人会)や小・中学校と連携し、多くの子どもたちが様々な体験ができるように広場の施設や遊具などの環境が整備されてきているため、子ども達の参加が増加している。
年2回程度アンビシャス委員会を開催し、行事予定を周知して人員を割り振る等、計画性をもって広場を開放しており、子ども達が気軽に集える場所になっている。
久山わいわいクラブアンビシャス広場
夏休みの体験活動「野菜スタンプ作り」
【代表者】金永 節子 (久山町)
久原小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。自由遊び、夏休みの体験活動、久山町の環境を生かした自然体験活動などを実施。
地域の水田を活用したどろんこ運動会(どろんこソリ対決、どろんこ自転車対決、どろんこフラッグ、どろんこバレーボール対決)など、自然にふれあいながら郷土に愛着をもつ取組を長年、実施している。
シニアクラブの方々と定期的に交流しており、子どもたちにとって安心できる場、シニアクラブの方々にとっては元気をもらえる場として、地域の居場所となっている。
三毛門地区アンビシャス広場
ヒップホップダンス
【代表者】篠原 孝仁 (豊前市)
三毛門小学校区の小学生を対象としたアンビシャス広場。ヒップホップダンス、体験活動、夏休み朝学習などを実施。
夏休み朝学習は、夏休みの宿題を見守るだけでなく、学習後に税理士による税の講話、交通安全の話、歴史学習、キッズマネースクールなど様々な体験活動の機会を提供している。
自治会、学校、保護者ともにアンビシャス広場の活動に対する理解・協力が得られており、子どもたちだけでなく大人も積極的に活動に参加している。
一柳 より子 氏 (篠栗町)
【役職】絵本とおはなしぺぺぺぺらん・代表
長年に亘り、幼稚園や小学校、公民館、書店などでの定期的なおはなし会を中心的に行い、子どもたちの情緒豊かな心を育て、健全育成を図っている。
乳幼児期に合った絵本の選び方や親子で絵本を楽しむ方法を学べるブックスタート講座を開催したり、高校の家庭科の授業の中で、幼稚園実習前の講義を行い、本の選び方や子どもたちとの接し方を教えて生徒に自信をもって実習に臨ませたりする等、幼少期から本に親しむ習慣を養う人材を育てるための指導・助言を行っている。
草野 三保子 氏 (古賀市)
【役職】古賀子どもの本の交流会・代表
長年に亘り、古賀市内の3小学校(古賀西、千鳥、小野小学校)でのおはなし会や、大人(保護者、読書ボランティア)を対象とした研修会、様々な体験活動(科学あそび、食育、人形劇など)を中心的に企画・運営している。
平成22年度から現在に至るまで、青少年アンビシャス運動に係る「アンビシャス・だっこDEブックプロジェクト」の実地指導員や「絵本コンシェルジュ養成講座」の講師として活動しており、県内の読み聞かせボランティアの資質向上を以って、本運動の推進に貢献している。
竹村 千代香 氏 (添田町)
【役職】添田町虹の会・代表
長年に亘り、保育園、小学校、子育て支援センター、児童館等でのおはなし会を中心的に企画・運営している。
生後4か月から1歳半までの乳幼児健診での読み聞かせ会、高齢者施設での読み聞かせ会など活動の場所を広げ、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象とした読書活動を行っている。
布の絵本やからくり絵本等は手作りを基本としており、手作りのエプロンシアターやパネルシアターなどを行っている。そうした経験を生かし、布の絵本やおもちゃを制作する講座を開催しており、多方面から読書活動を展開している。
中木戸 育子 氏 (福岡市)
【役職】長住アンビシャス広場・委員長
自ら代表として長住アンビシャス広場を立ち上げてから現在まで20年以上に亘り、毎週広場に参加し、手芸教室や体験活動における子どもへの指導など、広場運営の中心的役割を担っている。
毎年4月に子ども企画会議を開き、毎月のイベントの企画について、子どもたちが何をしたいのか意見を取り入れながら、季節行事(そうめん流し、サンマ焼き、お月見、クリスマスツリー装飾)や伝統文化体験(百人一首、お茶体験)を積極的に企画し、イベント当日は子ども達への指導を行うなど、中心的に携わっている。
野見山 ミチ子 氏 (飯塚市)
【役職】特定非営利活動法人直方川づくりの会・代表
長年に亘り、「川づくりは人づくり、人づくりはまちづくり」を理念とした様々な環境教育及び環境保全活動を実践している。遠賀川の清掃活動や遠賀川周辺の自然を活かした体験学習等を通じ、次世代を担う子どもたちが、環境、水、歴史等を学び、自ら体験することにより、豊かな心を養い、幅広い視野を持って将来の夢の実現に向け頑張ることができる力を養えるよう活動を行っている。
活動内容と対象年齢に応じた体験活動ができるグループを設けており、当団体での活動をきっかけにして、大学生や社会人になって自然や河川にかかわる研究や仕事をしている者も多くいる。
相地 やちよ 氏 (みやま市)
【役職】ばっち・チョー遊ぼう学級・事務局
ばっち・チョー遊ぼう学級の事務局として、長年、野外活動の企画運営の中心的な役割を果たし、地域の子どもたちや保護者だけでなく、柳川警察署少年補導員連絡会や近隣の大学と連携して取り組んでいることで、地域が連携して地域の子どもたちを見守る風土の醸成に大きく貢献した。
また、少年補導員と連携した世代間交流の取組の中で、青少年アンビシャス運動の普及・啓発に尽力した。
白石 妙子 氏 (香春町)
【役職】あしたばの会・事務係
あしたばの会の事務係として、読み聞かせ会での選書からイベントの企画・提案・運営まですべてに関わっており、団体の中心的な役割を担った。
また、子どもたちの反応や変化を常に気にかけており、子どもたちに最適な選書や読み聞かせ方、子どもたちの接し方、注目させる話し方などは若いスタッフにとって良い手本となった。
竹下 和信 氏 (香春町)
【役職】田川de寺子屋プロジェクト・食育部門代表
田川de寺子屋プロジェクトの食育部門代表として、団体発足当初から現在まで、そば打ち体験や交流そばフェアを開催し、食育推進による人間形成に取り組んだ。
圃場整備からそばの種植え、収穫、粉ひき、そば打ち、食べるという一連の流れを体験する機会を提供し、子どもたちは食への感謝の気持ちを再認識するとともに、自分たちが住んでいる地域のきれいな水や豊かな自然にふれることで、子どもたちの郷土を大切にする心を育んだ。
萬田 美代子 氏 (小竹町)
【役職】アンビシャス・青年リーダー養成事業北九州地域企画運営委員会・委員、青少年アンビシャス運動北九州地域推進部会・地域推進員
アンビシャス・青年リーダー養成事業北九州地域企画運営委員会の委員として、研修会や広場訪問等の活動を長年続けており、自ら熱心に活動するだけでなく、特に若い世代のボランティアに助言を行い、青年リーダーの活性化に尽力した。
また、青少年アンビシャス運動北九州地域推進部会の地域推進員として、豊富な知見による有益な発言を行うなど、本運動の継続、発展に寄与した。
宮原 ゆう子 氏 (北九州市)
【役職】竹の子プレイスクールスポーツ少年団・指導員
竹の子プレイスクールスポーツ少年団の指導員として、特別支援教育に携わった経験に基づく知見をもとに、子ども達が活動に意欲的に取り組み、集団の一員としての協調性を育んだ。
また、障がいのある子どもの育て方について保護者の相談に積極的に応じることで、保護者との信頼関係を築いており、地域で子どもを育てる風土の醸成に寄与した。